君は少女


おや
君 わらったね
うれしかったの?

手なんか振らなくていいよ
ずっと見てる
波とたわむれるのは
楽しいんだね


ゆりかごを揺らして
うたをうたった
君がゆびさすところを
一緒に見て歩いたよ 手をつないでね
ブランコを押して 君が揺れて
僕は 空を見上げて深呼吸
君をね
眺めてた
未来を見てた 君のこと
振り返らずに
かけていった
あの頃の幼い君‥‥


あれからいろいろ
あったんだね
わらうことが
できなくなってた?
まあ そんな時期も
あってもいいよね
悲しいことはね
いつまでも続くわけじゃない


いま君は
わらっているね
うれしかった?
ぜんぶぜんぶ
今までのこと


手なんか
振らなくていいよ
ずっと見てる
遠くから見てる
君は少女
もう少ししたら
風が肌に冷たくなるよ
その時だけ
僕のところへかけておいで



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(C) 2002 脇素子 (WAKI Motoko)